
乳房吊上げ術(マストペクシー)・乳房縮小術(リダクション)

ひと目で手術したことがわかってしまう傷跡の問題を解決しました。
下垂したバスト、大きすぎるバストもあきらめる必要はありません。
バストの悩みは豊かにしたいというだけではありません。
年齢や環境に応じて様々なお悩みがあります。大切なお子様への授乳が終わり、下垂した胸をできるだけ元の状態に戻したい、あるいはバストが大きく非常に肩がこるといった方も少なくはありません。そこでバストに下垂のある方、また、バストを小さくしたい方の悩みを解消する手術法をご説明して参りましょう。
授乳後や、ご年齢を重ねられるに伴い下垂してしまったバストは乳房吊上げ術で形を整えます。
乳房下垂は、もともとバストサイズが大きかった方に起きることが多いようです。
元々バストが大きい方が下垂している場合には、吊り上げると同時に乳房自体を縮小(リダクション)する必要があります。
いずれの手術も乳房の大きさ、形態を整える手術法です。
以前は、このような悩みは欧米で非常に多く、論文もまた欧米で数多く発表されています。
欧米人(白人)の場合には、皮膚のメラニン色素が薄いので傷跡が大変きれいになり、大きく切開することをためらわない傾向がありました。一方日本人(黄色人種)の場合には傷跡が目立つことが多く、しかも従来法では大きなT字型の傷跡が左右の胸に対称的にできる為、一目で手術したことがわかってしまい、美容外科医から敬遠されてきました。

そこで、当院では傷を最小限にとどめ、最大限の効果をもたらす手術法を開発し、日本形成外科学会、日本美容外科学会に発表いたしました。
手術方法は、乳輪の色素と境目の最も目立ちにくい部分(乳輪周囲)に最小限の切開をし、その下の脂肪を取り除き(必要に応じて乳腺の一部も除去)ます。そして、皮下ラウンド縫合を併用して、乳輪周囲のみを縫合します。傷跡はほとんど目立たなくなります。

1987年頃から、欧米においても、最小限の傷(乳輪周囲のみの切開)で行われるようになってきています。2004年2月アメリカのフロリダ州マイアミで行われたAmerican Society of Plastic Surgeons(アメリカ形成外科医師会)主催の38th Annual Cosmetic Surgery Symposium(第38回美容外科シンポジウム年会)、通称Baker・Gordon・Live Workshopにおいても、Breast reduction(乳房縮小)については、全てshort scar(短い傷)を意識した手術方法でした。
ひと昔前の、大きな傷跡を残すreverse T incision(T字型切開)や、プリーツの問題が残り、乳輪が大きく開きやすいround block法は見ることはありませんでした。
傷がきれいに目立たない欧米人においても、切開線を短くしようとする方向に向かっています。
当院でも極めて重症のケース以外では、ドーナツ型に切開する手術方法で行っております。
また、下垂しているわけではなく(乳輪や乳頭は正面を向いている)、授乳やご年齢、また痩せてしまったというような理由で、バストの上半分が萎縮してしまい、バストのボリュームのほとんどが下半分にある状態、これを乳房萎縮といいますが、この場合には豊胸術を行います。
乳房下垂と乳房萎縮が混合している方は、乳房吊り上げ術と豊胸術(下垂と萎縮の改善)を同時に行なう場合がありますので、適切な診断が必要です。


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