
豊胸術 人工乳腺法 −バッグと挿入層の関係−

貴女に適した挿入層は?
痩せている方、もともと乳腺が薄い方
痩せている方の場合、乳腺下にバッグを入れると、バストに触れた際に、直接そのバッグの感触(異物感)がはっきり認識されることがあります。これは感触のみならず、見た目が不自然になることも考えられます。したがってより深い層である筋膜下法、大胸筋下法が適応します。
人工乳腺として生理食塩水、ハイドロジェルバッグ(CMCを含む)をお考えの方
痩せている方が生理食塩水バッグ、ハイドロジェルバッグ(CMCを含む)を乳腺下に入れると、rippling(リップリング)と言う現象がおこる場合があります。ripplingとはさざ波が立つという意味ですが、ここでは表面が波打ったようになる状態を言います。実際にCMCバッグの端を持ち上げますと、下縁に波打った形状を呈します。全員の方がなる訳ではありませんが、触れるとわかる方がいらっしゃいますので、基本的には、筋膜下法、大胸筋下法が適しています。
既にバストがBからCカップある乳腺の厚い方 皮下脂肪の厚い方
バストのサイズが元々B〜Cある方、皮下脂肪の厚い方の場合は、実際にバストに触れる際に、ご自身の本来の組織である乳腺や脂肪に触れます。言い換えればバッグに直接触れないので、その感触は自然です。そのため、筋膜下、大胸筋下、乳腺下と入れる層にこだわる必要はないのです。
乳房に下垂のある方
軽度の乳房下垂(図1)のある方は絶対的に乳腺下法(図2)、また状態によっては、リッツ式大胸筋-筋膜下層法(図3)の適応になります。リッツ式大胸筋-筋膜下層法では、大きさのみではなく乳腺自体を上方に押し上げることができます。
もし、大胸筋下(図4)に入れると、乳房下溝に段差ができてしまい2段バストになってしまいます。
いまだにこのような患者さまの修正のご相談が後を絶たないのは、大変悲しいことです。手術前にはきちんとした診断が必要になります。
大胸筋が発達している方
運動や体質により大胸筋が発達している場合には、乳腺下法で行なった方が柔らかくなります。どうしても発達した大胸筋下にバッグを入れると硬さが気になります。
人工乳腺としてシリコン、コヒーシヴシリコンをお考えの方
シリコン系のバッグはrippling(リップリング)がでる確率が極めて低く、筋膜下法、乳腺下法によりその柔らかさが強調されます。
アナトミカル型のバッグをお考えの方
アナトミカル型の場合はその形態的特徴を生かすために乳腺下法、筋膜下法が適しています。
もともとのバストの形は影響するのでしょうか。
バストの形を決定する要素には、もともとのバストの形もあります。
バストを、乳頭部を中心として上半分、下半分と考えます。上半分のみボリュームが極端にない方に、一般的なアナトミカル型のバッグを使用すると、上半分のボリュームロスが強調されますから、アナトミカル型バッグはお勧めできません。このような場合には、ラウンド型のバッグか、プリンセスバッグ®の使用をお勧めいたします。
|